• "体位"(/)
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  1. 鳴門市議会 1981-09-01
    09月11日-02号


    取得元: 鳴門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    昭和56年  9月定例会(第3回)            昭和五十六年 鳴門市議会会議録 (第十六号)            昭和五十六年九月十一日(会期十五日中第四日目)              議 事 日 程 第 二 号第一 市政に対する一般質問    ─────────────────────────────────             本日の会議に付した事件日程第一 市政に対する一般質問    ─────────────────────────────────            出  席  議  員(二十七名)    議長  乾        茂  君    一番  原  田  一  幸  君    二番  富  田  耕  作  君    三番  山  下  善  平  君    四番  川  内  啓  市  君    五番  室  津  サ ワ エ  君    七番  野  崎  博  文  君    九番  下  八     明  君    十番  平  岡  朔  郎  君   十一番  石  川  忠  治  君   十二番  新  居  義  公  君   十三番  遠  藤  将  弘  君   十四番  大  端  茂  雄  君   十五番  開  発  外  之  君   十六番  平  松  章  生  君   十七番  明  村  春  夫  君   十八番  広  瀬  静  男  君   十九番  梅  野  健  寿  君   二十番  横  川  春  市  君  二十一番  藤  田  義  行  君  二十二番  福  本     節  君  二十三番  芝  野     彰  君  二十四番  札  場     清  君  二十六番  大  場     明  君  二十七番  林     一  豊  君  二十八番  矢  野  善  治  君  二十九番  松  本     聖  君    ─────────────────────────────────            欠  席  議  員( 三 名)    六番  叶  井  長  助  君    八番  関  原  正  雄  君  二十五番  新  居  徳  松  君    ─────────────────────────────────            説明のため出席した者  市長       谷   光 次 君   第一助役     立 石 勝 男 君  第二助役     森 谷 貞 夫 君   収入役      桜 井   茂 君  運輸部長     三 島 利 克 君   水道部長     歌 川 重 雄 君  福祉事務所長   大 塚 太一郎 君   市長公室長    西 本 信 也 君  総務課長     西 田 素 康 君   人事課長     米 沢 敏 光 君  市民課長     三 谷   溢 君   会計課長     日 向   高 君  税務課長     岡 田 昭 二 君   民生課長     井 上 広 治 君  国保年金課長   郡   貴代志 君  衛生センター所長                      榊   武 夫 君  環境課長     橋 本   毅 君   同和対策課長   黒 崎   勇 君  解放センター所長                      梅 野 克 己 君  農林水産課長   村   高 芳 君   商工観光課長   河 野 忠 久 君  土木課長     中 川   守 君   都市計画課長   岡 田 典 夫 君  下水道課長    日 野 泰 男 君   建築課長     湊   静 雄 君  耕地課長     大 島 嘉 幸 君   文化会館長    木 下 正 雄 君  競艇部庶務課長  室   鳩 夫 君   水道部業務課長  馬 居 貞 夫 君  水道部工務課長  青 木 博 治 君   運輸部管理課長  美 好 美喜夫 君  運輸部業務課長  吉 田   実 君   消防本部次長   三 矢 茂 春 君  教育委員長    青 野 泰 之 君   教育長      吉 成 静 夫 君  教育次長     酒 元   光 君   庶務課長     大 島 安 幸 君  学校教育課長   坂 東 元 一 君   社会教育課長   冨 士 淳 治 君  同和教育課長   豊 田   昇 君   青少年課長    斎 藤 邦 彦 君  体育課長     秋 野 昌 郎 君   図書館長     橋 本 義 男 君  監査委事務局長  佐 藤 喜美夫 君   選挙管理書記長  谷   康 夫 君  農委事務局長   林   敏 雄 君    ──────────────────────────────────            議会事務局職員出席者  事務局長     高 田 賢次郎 君   次長       木 村 善 二 君  議事係長     川 上 昭 憲 君   資料係長     矢 金   満 君  書記       浜 尾 安 仁 君   書記       上 原 恵 子 君    ──────────────────────────────────     午前 十時  六分 開議 ○議長(乾茂君) ご参集ご苦労でございます。これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手許へ配付の議事日程表のとおりであります。朗読は省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第一 市政に対する一般質問 ○議長(乾茂君) 日程第一、市政に対する一般質問を行います。通告がありますので、順序に従って質問を許可いたします。 親政会代表 一 市長の所信表明について 二 教育行政について             十九番 梅野健寿君     〔十九番 梅野健寿君登壇〕 ◆十九番(梅野健寿君) ただ今議長より登壇の許可をいただきましたので私は親政会を代表して第一点に市長の所信表明について行政改革の問題、第二点に教育行政について市長並びに教育長のご意向をお伺いするものであります。質問に入るに先だちまして多年市民等しく待望いたしておりました国立鳴門教育大学がいよいよ十月一日法律上の設置が決定され、同十月八日には本市において盛大なる祝賀会が挙行される運びとなりましたことに対し心からお喜びを申しあげますと共に、本市の将来並びに市長の政治生命をかけてのこの誘致運動に対し、長年ご尽力ご努力を重ねられました谷市長始め、関係理事者に深甚の敬意を表するものであります。 さて質問の本旨でありますけれども、質問第一点の市長の所信表明の中から近年特に大きな問題として国においては今月二十四日に召集が予定されております臨時国会に第二財政臨時行政調査会の答申による行財政改革関連法案が提出せられ、この内容については毎日のように新聞テレビ等で報道せられ、かなりのさまざまな論議が呼ばれておるわけでありますが、特に地方自治体においてはこの行革実施に対する地方自治体への財政措置しわ寄せが特に国補事業を対象としたかなりの文教厚生特に国民健康保険等の事業に大きなしわ寄せが懸念されるわけであります。このような情勢化にあって過日今期定例会の開会に際し、市長が特に所信表明の中から将来の本市における財政確立について、行財政確立が当面の大きな課題として取り組まれておるわけでありますが、我鳴門市の財政につきましては今さら申しあげるまでもなく収益事業による収入が即ちモーターボート競争事業による収益金の一般会計繰り入れの状況につきましても、特に本年度は十パーセントの減少を見ておるような状況でありこの問題につきましては後刻先輩の福本議員から詳細ご質問があろうかと思いますので、具体的につきましては省略を申しあげますが、こうした状況の中において今後鳴門市の行財政の改革改善について市長はどのようなお考えを持たれておるのか、詳細お聞きできれば幸いに思うわけであります。 次に質問の第二点でありますが、教育行政について、学校給食の問題であります。戦後の新しい教育制度の改善の中で児童生徒の健康の増進と体位の向上を図る為の給食実施はパンを主食とした給食が全国的に進められて参ったわけでございます。この給食により戦後の児童生徒体位は著しく向上し、又健康が増進されておりますことは誠に喜びにたえないわけでありますが、過日の新聞紙上において文部省におかれては昭和五十一年度よりパン主食一本化を米飯給食導入への奨励が昭和五十一年から六か年計画で実施をされておるわけでありますが、過日の新聞報道によりますと、すでに全国的では九十パーセントの小中あるいは高校においての米飯給食導入が見られておるようであります。当鳴門市におきましても、早くからこの米飯給食導入ということでいろいろ検討が加えられて参っておるわけでありますけれども、少なく共、米飯の給食については文部省の示される週二回という形の中では家庭からなんとか母親が弁当を作って子供に持っていかせるような米飯給食の導入の方法が非常に好ましいのではなかろうかとこういった形の中で、米飯給食導入については今日まで賛否両論の形でいろいろ討議が重ねられて参ったような状況であります。しかしながら時代の推移といおうか、あるいは給食の完全実施といおうか、こういったことについて、本年度の本市PTA連合会なりあるいは市内の幼小中学校当局においても、米飯給食導入という形でいろいろ準備が進められておるやに聞いておるわけでありますが、教育長として、この米飯給食の導入に対しての一つお考えについて具体的にまず米飯給食がすでに導入されておる本県が九十八パーセント以上と言われる現況の中からどのような時点が米飯給食導入にあらわれておられるのか、あるいは又米飯給食の実施について鳴門市の実態はどうか。各市内の幼小中における児童生徒米飯給食の導入を窮めて希望をされておる状況についてお伺いをするものであります。又この米飯給食の実施にあたっては、具体的にパン主食米飯給食を導入した場合の父兄負担の比較等、又これの米飯給食の実施等についての時期等について現在の教育長としての把握せられた状況についてお聞かせいただきたいと思います。 次に高校進学の問題でありますが、近年はご承知のように中学から高校へ進学する生徒の数は年と共に急増しておりますが、まさしく高校教育はすでに義務教育とも言われている状況でありますが、本市において六月末に、市内の六中学校の生徒に対しての進学実態調査が行なわれておりますが、その中で、現在六中学の三年生の生徒の数は七百八十四名とせられ、その内高校進学を希望せられる生徒が七百六十七名実に九十七・六三パーセントに及んでおると言われております。この生徒が総て高校に入学をし、さらに勉強を続けていこうというきわめてすばらしい姿勢・姿が見られるわけであります。少なくとも、これらの生徒─人一人を高校に入学させていかなければならないと思うわけでありますけれども、昨年の市内の高校の入学定数につきましては、鳴門高校が四百五十名鳴門商業が二百六十名・鳴門市立工業が二百四十名の計九百五十名の定員だったわけでありますけれども、本年度はすでに総体の生徒減少の傾向から少なくとも、各高校に対しての入学定数の削減ということが必然的におこってこようとしております。すでに過日の新聞にも報道されておりますように、総合選抜制への流入率を昨年度十二パーセントから、すでに本年度は八パーセントにするといった確定的な記事も載っておったようでありますが、これらの定数減に対する市教育委員会としての県教委とのいわゆる交渉等について、現在どのような形で進められておられるのか、お伺いをするものであります。ことに昨年度においてご承知のように市立工業高校の定員については再三議会でも論議がかわされたようでありますが、この定数についても将来今後教育委員会として鳴門市教育委員会との円満な交渉のもとに円満なる定数が発表ができるような作業をせられておるのかどうか、この点についてお伺いをいたしたいと思います。以上であります。     〔市長 谷 光次君〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。まず行財政の確立の問題ですが、ご承知のように鳴門市におきましても、財政非常に窮屈になっております。ボート収益も少々ダウンをいたしておりますし、国の方でも新しい事業に対する補助金の引きしめというようなことも考えられておりますので、鳴門市におきましても無駄をできるだけ省かなければならんと思っております。五十七年度の財政につきましては、まず補助金の見直しをやらなければいけない、いろいろ補助金を出しておりますが、少額ではありますけれども、これを合計すればかなりな金額になりますので、補助金の見直しということを私はこれは是非やらなければならんと思っております。そして又よく行なわれております研修旅行だとか、視察旅行なんかにつきましてもこれはできるだけ押えていきたいというふうに考えておるのでございます。機構もこの際に検討いたしまして少数精鋭行政効果が上がるような方法を考えていかなければならんと思っております。財政が窮屈だからといって仕事の方でこれを削減することはできません。住民の福祉につながる事業鳴門市発展につながるような事業はこれはやはりどんどんやらなければなりません。優先的にやらなければなりませんのでできるだけ冗費を節約し、機構も改革し少数精鋭行政効果が上がるような方法を考えていきたいと思っておるのでございます。議会におかれましても是非ご協力をお願い申しあげたいと思います。 それから学校給食の問題でございますが、先日給食会の諸君が私の所に陳情に参りまして、この際米飯給食をやりたいんだとこういうことでございます。パン工場の機械がかなり老朽化いたしておりますので、これを買い直す機械に米をたくこともできるような機械にいたしたい新しい機械を入れて米飯とパンと両方作ることができるような機械を導入したいとこういう話でございます。聞きますと、経費が六千万位かかるそうでございますが、この六千万を給食会の方で銀行から借りまして、そして速やかにこの機械を導入する。市の方からは今二千万給食会の経費として入れておりますが、このt二千万の補助金は当分の間継続をいたしたい。それによって銀行の方の支払いを済まし、そして支払いが済めばその二千万が給食代の方に回るような方法を考えてはどうかとこういう話をしましたところ、給食会の方でもそれを了解せられまして、早速計画にかかっておるように私は承っておるのでございます。高校問題につきましては教育長の方からお答えいたしますので、お聞き取りいただきたいと思います。以上でございます。     〔教育長 吉成静夫君登壇〕 ◎教育長(吉成静夫君) お答えいたします。学校給食の件につきまして市長の方から説明がございましたので、私の方から重複しない範囲内でお答えをいたしたいと思います。米飯導入につきましては市長と協議の結果、教育委員会は前向きで進めていくということでございます。二つ目に父兄負担の軽減でございますが、負担の問題でございますが、パン代と米飯に切り替えた場合の一食当りの単価は私の方で調べておる範囲内では単価は安くなるか、同等というところでございます。それから実施の時期ですが、なるべく早くやったらというような市長のご指導もありまして、なるべく早い機会に実施したいとこのように考えております。 次に高校市工の定員の問題でございますが、県教委とどのように進めておるかというお話でございますが、去年の反省にたちまして、県の教育委員会と十分に協議を重ねていきたいとこのように考えております。県の教育委員会の定数の決定は例年十一月の二十日現在で全県の生徒の進路志望の学校を調査します。それで各高等学校の入学の希望の数がわかります。県の教育委員会はそれをもとにして各高等学校の定数を決めることになります。従いまして、この十一月の二十日現在の数を県の方と話合いをして手に入れその資料をもとにして、市長と協議の上、教育委員会としましては、十二月の末日までに鳴門市の教育委員会鳴門市立工業高等学校の定数を決めて県の方へ報告をいたします。県の方は去年ちょっと遅れましたのは県の定数が決まるのが一月の初句か去年は十三日でなかったかと思うんですけれども、一月に入って決める、去年のようにならないように、話合いを現在進めております。以上でございます。     〔十九番 梅野健寿君登壇〕 ◆十九番(梅野健寿君) ただ今市長の所信表明に関しての行財政の改革に伴う今後の腹構え等、又教育長よりは教育行政についての給食、学校給食の問題、高校進学の問題それぞれご見解をお伺いしたわけでございますが、まず教育行政の中の学校給食の問題についてでありますが、先程教育長から申されておりましたような形で、いよいよ来年度にはこれの実施をという見通しが立てられておるようであります。今日まで再三この給食問題につきましては米飯給食のいわゆるあり方、即ち家庭の暖かい愛情による給食ということが望ましいのでなかろうかというような形で私達PTAとしてもこれらの問題に取り組んで参ったわけでありますけれども、特に大きな問題として最近の学校教育における教育の機会均等といいますか、やはり平等な教育を受け入れられなければならないこういった点から学校給食米飯給食にして家庭から弁当を持ってくるようなシステムを取った場合にも持って来られないかなりの子供がいるというような実態があるわけでありまして、少なく共、生徒全員がこうした形で、給食を受けられ、教育を受けられるということが、即ち望ましい形であろうと思うわけでありますので、できれば早急にこの米飯給食の実施に向けて来年度実施のできるような一つ作業と指導を要望をいたしておきたいと思います。 次に高校進学の問題でありますが、先般県の教育委員会ですでに第一回の県下の進学希望実態調査が行なわれておるわけでありますが、その結果の傾向といたしましては本年度はかって非常に集中をしておった普通科系への進学が今年度は少々減少をして、そのかわりに商業あるいは工業課程への進学が増加を見ておるこの実態につきまして本市の実情を調査いたしてみます時に、やはり鳴門商業あるいは鳴門工業高校への進学、さらには、工業課程への大学進学ということが、窮めて目立っておるようであります。特に本市におきましては国立鳴門教育大学が設置をせられ、学園都市建設を目ざしての今後のいわゆる学校内容的な整備充実が図っていかなければならないと思いますので、市立工業高校についても理工系科、あるいは電気科等の新しい科の新設によりさらに大学への進路を進めていくような検討を今後教育委員会として特に要望をいたしておきたいと思います。 次に市長の所信表明行政改革の問題でありますけれども市長から詳細ご意向を承ったわけでありますが、特に我鳴門市に取ってはすでに手がけております都市計画事業の推進や又今期設置を見ました国立教育大学関連事業本市連絡架橋関連事業さらに将来に向かっては広域下水道事業等、多くの事業を抱えておるわけでありますが、こうした実情の中からいかに財政的な圧迫があろうとも本市はいわゆる市長の申された鳴門市独自の自主的ないわゆる行政確立健全財政の確立に向かって努力を重ねていかなければならないと思うわけであります。将来このような経済情勢の悪化が事業の低下や、あるいは市民生活サービスの低下にあってはならないわけでありますのでこの点特に留意をせられ、今後の市政担当に遇進されますように要望いたしまして、私の質問を終りたいと思います。 ○議長(乾茂君) 次に自由クラブ代表 一 市長の政治姿勢について 二 土木行政について            十三番 遠藤将弘君     〔十三番 遠藤将弘君登壇〕 ◆十三番(遠藤将弘君) 私は自由クラブを代表いたしてまして質問いたしたいと思います。久々の登壇でございますので舌足らずも出てこようかと思いますが、十分お聞き取りの程をまずもってお願いしておきたいと思います。まず質問に入る前に私も前者親政会代表の質問者と同様に十年来の懸案でありました鳴門教育大学の開学が来る十月一日、そして創設祝賀会が十月八日に挙行されるに当り誠にご同慶のいたりであり、振り返って谷市長の鳴門教育大学開学に至るご努力に対しまして深甚の敬意を表する者であります。又大鳴門架橋パイロットロープの渡海が無事終り、鳴門と淡路島とが結ばれたことを市民と共に喜びたいと思う次第であります。ではまず工場誘致より質問に入りたいと思います。 まず最初に本市の工業構造を見たいと思います。本市の工業は昭和五十四年度のエ業統計によりますと、事業所数三百六十五・従業員数六千九百五十二人・製造出荷額八百七十七億円となっております。又年間出荷額の分類を見ますと、化学工業が四百四十七億円で五十一パーセントを占め、以下食品製造・衣服その他繊維製品・紙加工工業と続いております。このように本市の工業は大塚グループ鳴門塩業等化学工業への依存度が強いように見受けられます。さらに本市の工業の昭和四十五年から昭和五十四年の推移を見ますと、十年間に工業出荷額は二・一倍に増額したものの、従業員数は逆に一千五百七十二人の減少をいたしております。 以上のことから本市といたしましては長期的な企業立地政策の展開が最っとも必要でなかろうかと思うのであります。少なくとも昭和四十五年度の従業員数を確保する努力をしなければならないと思うのであります。これが政治に携わる者に課せられた責務でなかろうかと思うのでございます。産業基盤の確立、雇用の増大が民生安定につながることは言を待つまでもないと思います。市長の構想といたしましては、文化教育都市計画教育大学の開学ということで一応軌道にのって参りました現在、産業基盤の確立と雇用促進、即ち工場誘致に精力的に取り組むべき時だと思うのであります。又産業工場誘致に欠くことのできない交通網の整備も大鳴門架橋工事の進捗と相まって諸々の関連事業は昭和六十年度を目どとして完成供用開始される運びとなっております。この機会を見逃すことなく果敢なる行動をとらなければならないと思うのであります。私は工場誘致のあり方について次の三つの方策が叫ばれると思うのであります。披露いたしたいと思いますので、ご批判を賜りたいと思う次第でございます。まず第一は地場産業の育成であり、地元企業の拡充を促進することでなかろうかと思うのであります。 第二は大鳴門橋の完成により大阪湾経済圏にすでに組み込まれておる本市経済界京阪神との時間距離の短縮により、ますますその度合は強まっていくものと思われます。京阪神企業との結びつきは、なお一層増大するものと、考えられます。しかも本市の工業構造は繊維衣服、金属等大企業の下請企業が多く、架橋による京阪神との安定的接近感を前提とした新たな下請企業立地促進を図るべきでなかろうかと思うのであります。 第三は松茂空港の利用であります。近年我国の電子工業の発展は誠にめざましいものがあります。電子工業界工場設置の為に条件にあった適地を求めていると聞いております。その条件とはまず空港に近い事・空気がきれいな事・気候が温暖である事・就労人口が多い事等であげておりますが、我鳴門市はこの条件をみたすのではなかろうかと思うのであります。松茂空港も六十年を目標とし、ジェット機が飛べるべく拡張工事が進められております。又青い海、きれいな空気として環境保全に務めて来られました市長の施策により我鳴門市はきれいな空気を保っております。この電子工業界が求めておる条件にぴったりでなかろうかと思うのであります。十分お取り組みの程をお願いいたす次第でございます。なお最近耳にした話でございますが、地元企業の大塚グループが工場拡張計画を持っているやに聞くのでございます。過去工場拡張には徳島市進出という我市にとっては誠に寂しい感じもいたしておりましたが、もしこの度の話が本当とすれば是非本市に設置するよう強力に働きかけるべきだと思うのであります。この問題を最重点的に取り組んでいただきますよう市長に強く求める次第であります。特に大塚グループとのトップの会談を早急に持たれまして、確認と設置を強く求めていただきたいと思う次第であります。又今後の市長の日程に阪神財界との接触、中央政界を通じての電子工業界のアプローチ等求めて行かれるよう強く望む次第でございます。市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。 続きまして人事管理でございます。ここ一か月の間に私は三件について人事管理に疑問を感じましたのでただ三件を全部というわけに参りませんので、一件について絞って市長に見解を正したいと思うのでございます。先般市長室に行きましたところ、女子職員が若い女子職員三名が見えておられました。ただその時に秘書の男性秘書は二人共、不在でありましたので窓際に立っているところに私はちょうど出くわしたのでございます。たまたまその席に収入役も同席しておりました。私は三人の職員にどういうことかと秘書におりましたので尋ねたのでございますが、その三人の職員の言うことには、どうも課長が私達の言うことを聞いていただけませんのでこの際市長にお会いして私達の考えを述べたいと思って市長を尋ねたということでございます。私はこれは大へんなことである管理職不信任の課員の行動でなかろうかと事重大さを感じたのでございます。そしてそれは君達ちょっと考えなおさなければならないのでないかというもののやはり問題点があると感じましたので、隣におった収入役に「収入役あなた聞いたげたらどうですか」ということでありました。このことは恐らく市長の耳にも入っておられると思いますが、市長はこのことについてどのように感じられておりますか。まずお聞かせ願いたいと思う次第でございます。続きまして、土木行政でございますが、最近土木一般土木行政についての不均衡が目だってきたのでなかろうかと思うのでございます。やはり市民に一番密着する道路、下水道できている所と不完全な所の差というものは市民の不満をさそうものでございます。このことにつきまして土木課長は現況をどのように把握しておられますのか、又今後どのように取り組んでいかれるのか、お聞かせ願いたいと思います。特に中央において挙行されようとしております行政改革の被害をもろに受ける公共事業の場でございますので、今後ますます格差が不公平が進むのでないかと懸念いたしますのでお尋ねいたす次第でございます。十分なお答えを賜りたいと思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。まず工場誘致の問題でございますが、ご意見誠にご最っともだと思います。私も鳴門市のこのきれいな空気、鳴門のきれいな水は汚したくないというので公害のないような工場を県の方に斡旋を依頼しておりましたんですが、なかなかそういう工場は見当たりません。今日に至っておるような状態でございますが、市民の若い層の就職状況を私も拝見いたしまして、この際工場誘致ということをもう一ペん取りなおして考えてみなければならんなあという気がいたしておるのでございます。いろいろご意見がございましたが、公害のない工場の誘致、これからは一つ本腰を入れて努力をいたしたいというふうに考えております。ことに大塚さんの工場拡張問題等につきましては私が会長に直接会いまして、なるべく鳴門市で工場拡張してもらえるようにお願いをいたしたい、そして働く場を鳴門市の方でできるだけたくさん作りたいというふうに考えておりますので一つご理解をいただきたいと思います。それから人事管理の問題ですが、女子職員が私の所へ直接話にきたということは私も十分承知いたしております。たまたま来客があった為に話することができなかったんですが、何か仕事上の問題で私に聞いてもらいたいというので私を尋ねてきたようでございます。これは課内におきまして、課長を中心としてザックバランに話合える機会を作ってあげるべきじゃないか、そして皆んなが一つになって仕事に真剣に取り組む気持にならなきゃならんと思うのでございますが、今後そういうことのないように私の方からも出ばっていって皆んなの意見も聞き課内の統制も課長を督励して統制を図っていけるように私も努力いたしたいと思っておりますので、一つご理解いただきたいと思います。以上でございます。     〔土木課長 中川 守君登壇〕 ◎土木課長(中川守君) 現況把握からお答えして参りたいと思います。土木行政と申しましても港湾河川崖くずれ、道路にいたしましても新設改良維持補修と多岐にわたっております。道路行政にいたしましても非常に側溝の整備というふうに住民サイドと直結したものから国補事業もらって大きな地域全般の重点的な市の施策こういった物まで幅広くございます。不均衡があるかということでございますが、多少重点的にこれはやらなければならない、例えば高島のように大学を誘致するこういったようなところ、それから大毛島のように本連と関連したところの整備こういったように重点的にある時期固まってやらなければならないような点もございましょうが、舗装とか道路が痛んでおるところの補修側溝の整備こういった住民と直結したものはできるだけ地域に片寄ったことなく住民が生活のしやすいように不便を感じないように均衡にやっていかなければならないと思っております。そういった点先輩諸氏も非常に立派な先輩が努力されてほぼ均衡にいきわたっているように認識しております。今後の取り組み方でございますが、私も就任して五か月位の日か立っておりません。できるだけご指導いただきまして公平な土木行政がやられるよう勉強して参りたいと思いますので、皆様方のご指導をお願いいたします。以上でございます。     〔十三番 遠藤将弘君登壇〕 ◆十三番(遠藤将弘君) 工場誘致につきましては市長の答弁を了といたしたいのでございますが、やはり時を逸さずできるだけ早い機会にトップ会談をもっていただきますよう節にお願いいたす次第でございます。それと同時にやはり担当課を通じて関西財界あるいは電子工業界との接触も図られるよう要望をしておきたいと思う次第でございます。続きまして人事問題でございますが、やはり市長の耳に入っておるということでございますので、これは善処されるものと解釈いたしましてこの問題も終りたいと思う次第でございます。なお土木行政でございますが課長は一応均衡がとれておるということでございますが、私から見れば均衡が非常にとれていない、又課長が高島あるいは大毛島という例を取りましたが、このような大規模プロゼクトを施行しておる地域の問題を取り上げておるのではないのでございます。即ち道路あるいは水路という小さなみ近かな市民と直結した問題で不均衡を生じていないかということを尋ねておるのでございます。ということは十年来叫び続けてきた市道が今だに舗装がなされていない、あるいは水路の補修がなされていない地域が多々見られます半面、その隣を見れば一メートルそこそこの市道が舗装されこの現況を課長はどのように把握されておられるのかもう一度ご答弁願いたいと思う次第でございます。     〔土木課長 中川 守君登壇〕 ◎土木課長(中川守君) お答えいたします。確かに舗装を一つとらえて見ましても地域によりまして、大きなばらつきもあることは事実でございます。これを一つ一つ詳細に分析して参りますと、例えば撫養町が舗装率一つの例でございますが八十七・七パーセントこれは市街地が密集しておる、そういう関係から家屋が密集しておる関係から舗装率も非常に高いんでなかろうか。一つの例でございますが、北灘町これは四十八・二パーセントこれは町別にしても低い方でございますが、これも人家の密集地域については一応舗装ができておるわけでございますが、山地それから畑の中こういった所が未舗装に終っているのでなかろうかとこういうように認識しておるわけでございますが、今後一つ一つ例を全部言うていけば切りがないわけでございますが一つ一つ勉強しましてできるだけ仰せのように均衡のとれるようにやっていきたいと思っております。以上でございます。     〔十三番 遠藤将弘君登壇〕 ◆十三番(遠藤将弘君) 私は代表質問である関係上、地域を言わなかったのでありますし、又あなたは私を見て北灘の例をとったのと思いますが、私は北灘のことを申しておらないのでございます。全市的見わたして不均衡があるといっておるのでございます。その点誤解のないようお願いいたしたいと思います。なおできるだけ均衡なる一般土木行政をとられるよう特に要望いたしますと共に私も今後監視していきたいと思いますので心して土木行政を施行されるよう要望いたしまして質問を終りたいと思います。 ○議長(乾茂君) 小休いたします。     午前 十時五十五分 休憩     午前 十一時十三分 開議 ○議長(乾茂君) 再会いたします。 次に革政会代表 一 防災対策について 二 下水道事業について             二十番 横川春市君     〔二十番 横川春市君登壇〕 ◆二十番(横川春市君) ただ今議長のお許しを得ましたので革政会を代表いたしまして通告に従い順次質問を進めて参りますので市長並びに担当理事者におかれましては明確なるご答弁をされるようまずもってお願いいたしておきます。第一の防災対策についてでありますが、もっか台風シーズン中でございます。よく災害は忘れた頃にやってくると言われておりますが、最近の例では一昨年大型台風にみまわれ、しかも暴風雨のさなかに停電してポンプや樋門の操作が一時不能となり思わぬ浸水災害をもたらしました。その結果の教訓により直ちにこれが対策が講じられましたが、昨年は幸い台風がなくてその効果についての実証はされておりませんが、今度は台風があって停電しても自家発電装置があるので一昨年のようなことはあるまいと多数の市民は安心感をもっておると思います。そして本年は昨年とうってかわって猛暑が続き台風の発生も例年よりは多く、大型の一つや二つ四国に、上陸があるのではなかろうかと憂慮されておりましたが、この間の十五号台風始めは四国へ向いていたのがよい具合に東へそれたし、続いての十八号もさしたることなく日本海の方へ過ぎ去りました。この調子だと今年はもう大したことはなかろうと気をゆるめたりすると、大へんなことになりかねない。冒頭申しあげましたようにそんな時に限って妙に忘れた頃にやってくるのであります。市民の一人一人が防災の心構えをもつよう事前にPRをするのと、市内各所の海岸や河川の樋門及びポンプ場の点検整備、管理面等について手ぬかりはないか、サァーと言った時に十分その機能が発揮される状態にあるかどうか、又最悪の場合被害者の避難救助体制等についてどのような手を打っておられるか、さらに又毎回の台風豪雨時には必ずといってよい位浸水被害を受ける低地帯の浸水や排水の解消、その他根本的な防災対策についてどのように考えられておられるか、各担当課長の答弁を求めます。 次に二の下水道事業についてでありますが、本問題は前六月議会でも取りあげられ論議されましたが、非常に重要かつ緊急な問題であり一日も早く十分なる調査検討を進められ、確固たる方針を決定した上で早期着工するよう市民各層各方面から強く要望されているところでもありますのでその意味から私は私なりに市長のご見解を正したいのであります。市長は流域下水道との構想を打ち出され県と話をしているその感触はよいのである。県と一体となって早期実現に邁進したいむねの答弁をなされたことを私は記憶しておりますが、誠にけっこうな着想とは思いますけれども、率直にいってなかなかのことではなかろうと思うのであります。先般建設委員の行政視察で琵琶湖の大津市へ参りましたが滋賀県ではすでに十年前の昭和四十六年に県と大津市の公共下水道の他に琵琶湖周辺の六市三十六町を四つのブロックに分けて、流域下水道事業計画を立て早期完成を目ざして現在作業を進めており、これが完成の暁には全県下に下水道事業がいきわたるとのことであります。このように他県の進歩した実情を視察し、調査資料を手にし、我郷土徳島と比較した時に道路事業といい、こうした下水道事業の著しい立ち遅れについては何と言おうか、実に情けない気持がいたしまして、県は何をしているのかと言いたいのであります。近く開学の運びとなった鳴門教育大学にしても県の後ろだてがあったにしろ、徹頭徹尾鳴門市が谷市長が熱意をもっていつも先頭にたち積極的に誘致運動進めた結果にほかならないと言っても過言ではないと思うのであります。新潟、兵庫では用地の確保からすべて県が先にたってやっておるのであります。このように消極的な県の重い腰を上げさせるべき下水道事業についても、大学誘致に見せたような積極的姿勢と熱意で望み県の態度いかんでは市独自の公共下水道事業推進するという位のお考えがあるかどうか、ご決意の程をお聞かせ願いたい。又一例ではありますけれども、下水道事業調査特別委員会を議会に設けそれこそ車の両輪のごとく理事者と議会が共に調査研究し、英知を集めてより良い計画をたて、早期着工を目ざすべくその時期が来たと私は思うのでありますが、市長はどうお思いになりますか。合わせてご答弁をお願いいたします。以上答弁によって再問いたします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。まず防災対策の問題でございますが、昨年の経験を生かしまして、今のところ命令一下万全を期して被害を最小限度に止どめるような体制はできております。なお詳細につきましては消防署長の方からお答えをいたしたいと思います。 なお下水道の問題でございますが、現在都市下水の問題につきまして下水道課の方では用地買収にカを入れてやっておるのでございます。五十六年度用地買収を終りまして五十七年度から建築にかかれるだろう排水場の建築にかかれるだろうと思うのでございます。そこで公共下水道の問題ですが、いつも申しておりますように私は流域下水道を造るべきだとこういう考えを持っておるんですが、県の方へ話をいたしましたところ、総務部長が非常に乗り気になりまして、この十八日に県の都市計画課長と私が話合をするようになっておるのでございます。県も積極的にこの問題にのってくるだろうと思うのでございます。私はいろいろ考えるんですが、松茂にしましても北島、藍住、板野町等それぞれ下水道事業はこれ考えておりますけれどもこれらがまちまちにやったんでは排水は旧吉野川へ出てくるだろうと思うのでございます。旧吉野川の水を我々は飲んでおるんですから旧吉野川の水を絶対に汚しちゃいけません。ドイツに参りまして、ライン川を見ました時に私達が高等学校時代に教わったんではライン川の清流という言葉があります。ライン川の水は非常にきれいであって水の精が出てきて船頭さんを誘惑するんだというような話も聞いたことがあるんですが、実際行って見るとライン川というのは溝川といっしょ、新池川よりかもっときたない魚が腹を上向けにして死んでおるような川でございます。これは流域の下水道処理がうまくできていない為にこういうことになるのでないかと思うのでございます。そこで私が松茂町外三町の方にも呼びかけまして流域下水道を造って今飛行場を埋め立てをしょうという計画がありますが、その埋め立てに合わして粟津港の方へ用地を埋め立てやりましてそこへ終末処理場を造る、そして沿岸の旧吉野川沿岸の町村の汚水を全部そこへ流し込んできて、そこで終末処理をしてそして紀伊水道へ流していく、そのきたない水は旧吉野川に流さないようにしょうじゃないかとこういう話をしましたところ、各町長共賛成でございます。ことに終末処理場を造ろうという松茂の町長なんか全面的に賛成です。相当広い敷地ができますがそこへ松茂公園を造ったらどうだろうかとこういう話もしておるんですが、県も非常に乗り気になっておりますので、これはそう空論には私は終らんと思うのでございます。是非これを実現させて、鳴門市内全域の下水道もそこへもっていきたいというふうに考えておるのでございます。かなり経費も入りますけれども、五か年計画位でやれば高額の補助金もありますし、起債もありますし、そう、その単年度の負担というのは皆が分けおうて負担すればそう大した負担にならんだろうと思うのでございます。もちろん漁業補償等につきましては私達の方でこれは解決しなければなりません。埋め立てにしましても我々の方で努力をしなければなりません。県の工事にならんと流域下水道は認められませんので、県が先頭になって、これをやってもらえるだろうと私は確信をもっておるのでございます。なるべく早くこれが実現するように、軌道に載せたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。     〔消防本部次長 三矢茂春君登壇〕 ◎消防本部次長(三矢茂春君) 防災体制についてお答えいたしたいと思います。消防本部といたしましては、鳴門市の地域防災計画に基づきまして、いついかなる災害が発生をいたしましても早期警戒・出動・救助を消防本部職員並びに消防団員が一丸となって救助に当たるよう現在体制は整のっております。 なお幸い今年の四月に消防防災無線が完成をいたしました関係であらゆる災害が発生した場合はその防災無線を利用いたしまして、災害の状況等を市民に周知徹底をいたしまして、被害を最小限に食い止めて参りたいと今後このように思っておりますのでご理解いただきたいと思います。     〔土木課長 中川 守君登壇〕
    土木課長(中川守君) 低地帯の浸水対策についてお答えいたします。 何分低地帯も多ございまして、一気に全面的な解消が図れませんが、昨年度は弁財天水尾川で五百ミリのポンプを一台、高島で五首ミリのポンプを二台、二軒屋で三百五十ミリのポンプを一台それぞれ新設並びに増設いたしました。本年度は堂浦地区に三百五十ミリのポンプを一台去年に引き続きまして弁財天に五百ミリのポンプを一台増設いたしました。それから木津野特に第一小学校周辺の解消の為に木津野に五百ミリのポンプを本年度は一台増設する計画でございます。その他、二中の前とかいろいろございますが、逐次目標としては四十ミリ程度の雨で浸水しないような能力をもてるようなことで進めていきたいと思いますが恒久的な解消策といたしましては下水道事業で雨水対策で国補事業もらいもって処理をしていくとこういう基本方針でございますのでよろしくご了解お願いいたします。     〔下水道課長 日野泰男君登壇〕 ◎下水道課長(日野泰男君) お答えを申しあげます。 低地帯の浸水解消の問題につきまして特に都市下水路で取り組んでおります三排水区の現況につきましては昭和四十三年から排水管路並びに一部単独費でポンプ場の設置等を図って参っておりますが、計画流量に基づきます現在の能力は約六十パーセント程度それぞれ取り組まれてきておるわけでございますが、まだかなりの施設未了となっております。今後議員皆様方のご指導を得まして、国、県に強く要望し、できる限り早期に浸水の解消が図れるよう努めて参りたい所存でございますので、よろしくお願いいたします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) 失礼いたしました。答弁もれがありますのでお答えいたしたいと思いますが、下水道事業に対する議会の特別委員会の問題ですが、下水道事業はかなり大きなその予算を伴います大事業でございますので、特別委員会できましたら設置お願いいたしたいというふうに考えております。     〔二十番 横川春市君登壇〕 ◆二十番(横川春市君) 再問をいたします。ただ今第一問の防災対策の問題に関しましては市長より、又担当各課長よりいろいろ答弁なされましたが、当地区は沖縄九州についで台風銀座とも言われておりますが、現在の技術把握ではその発生を止めたり、又進路を自由にかえたりすることはできませんけれども、気象観測によってその規模進路や、通過時刻等がある程度正確に予測され、新聞やテレビで報じられるので行政担当者としては従来から台風時には不眠不休で非常にご苦労されていることは十分承知をしておりますけれども、なおその上に気象通報に気を配り台風接近時には状況を適確にキャッチしこれはと判断したら直ちに広報車を走らせて、全市民に厳重警戒を呼びかける等、被害を最小限に食い止めるようにすること、又根本対策としましては先程土木課長下水道課長も述べられたように河川の改良、海岸保全施設の整備、崖くずれ防止、特に低地帯の浸水対策を解消する為の都市下排水路、公共下水道事業の整備建設を急がねばならないと思うのであります。本年もシーズン半ばを無難に過ぎましたが、まだまだ油断はできません。十分注意し備えあれば憂いなし万遺憾のない防災対策をなお一層進めるよう強く要望入れてこの項は打ち切ります。次に質問第二の下水道事業について取り組む市長の姿勢と熱意の程を正し、議会に特別委員会の設置するご意志があるかどうかご答弁を願ったところ、市長は十分なる熱意を持って県とも話をしておる、この十八日には総務部長とも具体的な話をするんだと、松茂飛行場の埋め立てに併設して終末処理場を造り、流域下水道鳴門市を始め、四か町村が総てこの終末処理場へ公共下水道の管渠の終末をもっていくと、これは県が国庫補助を受けてする事業でございます。こういうことを力強いご意志の表明があり、又この機会に議会に下水道事業の調査特別委員会を設置する考えがあるんだとこのようなことで非常に意を強ようしたわけでございます。本四連絡橋鳴門大橋の完成も真近かに控え、鳴門教育大学も近く開学又開校の運びとなり京阪神との距離も縮まり近代都市基盤としての不可欠の下水道事業の早期着工については市民の期待大なるものがあります。先程市長の答弁にもありましたようにこの事業は巨額の費用と長年月を要する大事業であります。慎重に慎重を要するのは当然でありますけれども一日も早く着工の日を迎え市民の要望に応えるべく、市長のあの鳴門教育大学誘致に見せた熱意と積極性に優るとも劣らぬ奮起と政治手腕にご期待申しあげまして、私の全質問を打ち切ります。 ○議長(乾茂君) 小休いたします。     午前十一時 四十分 休憩     午後 一時  十分 開議 ○議長(乾茂君) 再開いたします。 一 競艇事業について             二十二番 福本 節君     〔二十二番 福本 節君登壇〕 ◆二十二番(福本節君) ただ今議長のお許しがでましたので競艇事業について質問をいたしたいと思います。 鳴門市もいままで夢のようにいわれてまいりました。鳴門市のみならず徳島県、あるいは日本全国から注目されておりました鳴門架橋も、すでに七日の初句に淡路と鳴門の陸続きの線が完了したということでございます。本当にめでたいことでございます。 また十年来の願望でございました教育大学、即ち国立大学もこの十月の一日に、すでに政府に認められ、この十月八日には市長の主催による祝賀会が挙行される、非常に夢ではございましたが、この夢が、すべて満足、あるいは正夢に変っていくところいうことでございますがさきほどの質問者の中で広域下水道の問題も、恐らく一般から考えれば夢のようにも思われますけど、やはりこういった事業の問題は常に市民があるいは常に関係者が関心をもってこれと接する、あるいはこの問題を常にとりあげると、こういうことによって、これが実現に運ぶ見通しでないかと思います。 そういう点で特に市長にお願いというよりか、市長の所信を聞きたいのでございますが、私のたずねようとするところは競艇事業でございます。 競艇事業と申しましても全国で二十四の競艇場がございますけれども鳴門市の競艇場は本当に全国の競艇場から見ますれば一番施設あるいはその他が最低でないかと私は思います。あまりいいことではございませんが、いまの現在の競艇場では満足にファンがこの競艇場へ、満足した楽しいスポーツということが考えられんわけでございます。と申しますのは観覧席はやや整ったと申されますけれども、ほとんど観覧席自体がいまから旧特観の場合は十六年と申しますか、十四年来の特観席で本当にファンが買いにくい、またファンのみならず非常に従事員にしてもファンに満足な購入が与えられないというような非常に私達がファンの側、私は議員でありながらも時にはファンとして競艇場に参るわけでございますが、本当に鳴門市の競艇場を見ましたならば、恐らくファンがなにを一番先にいうかと申しますと、非常に古い建物だなあと、あるいは古いだけじゃなくして古い中にも新しい感覚をもってこれを従事員が補っていただけるならば非常に結構でございますけれども従事員の中にもあまり新しい感覚がないと、こういうなんがファンからでてくる第一の発声でございます。 そこで私が申し上げたいのは、この競艇場から、あるいは五十五年度も五十六年度も一般会計に繰り入れられております予算というのは四十一億あまりを繰り入れてございますけれども今年の、すなわち五十六年度の売り上げについて、現在までの一日売り上げが鳴門市の場合は二億四千五百万、これが予算では二億五千五百万の一日売り上げの予算を組んでおります。 これはまだ中間でございますけれども、私が一番ここで考えさせられますのは、鳴門市の競艇場で大レースと申しますか、大きなレースは正月レース、続いて開設記念レース、盆レース、あるいは四国地区選手権が、これは一年おきで香川県の丸亀競艇場と交互でやっておるので、今年はそのまわりになっておるかと思いますが、それにしましても、もうすでにたくさんなる費用をかけて今年の五十六年度の開設記念事業が行れました。しかしながらこの開設記念には民謡歌手の金沢明子さんを呼びましてファンサービスをいたしましたが、どうもこれが期待はずれであった、前年同記念レースに比べて一日あたりの三千百万あまりが落ち込んでいると、これは一般社会の経済状態がよくないといえば、それまでではございますけれども、こういった公営ギャンブルというものは売り上げが上昇するのが立前でございます。しかしながら上昇しないのはどこに原因があるのかと、これをいろいろと私も考えてみましたところ、実はこの競技に対して、この競走競技にたいして非常に不まじめにやっている、この一例をあげますと競走というものは本レースに入る前に必ずスタート練習、あるいは展示等を行いますけれども非常にこのスタート練習なんかもあまり力を入れたスタート練習をやらない、そこでファンが常にこういったダラダラなことをやっておると、よその競艇場では罰則があると、こういうことを聞かされるのでございますけれども、この鳴門市にはそういった罰則がないまた、もう一つは非常に選手がA級がくればいいとおっしゃいますけれども、A級がある中でA級のA、すなわちA級の中に六十人ばかりのA級がおりますけれども、そのA級の中で鳴門市のすなわち、スターのA級といわれる配分が非常に悪い、さて、この配分がどういう点に悪いのかと申しますと、これは私の調査といいますか、聞いたところによりますと、今年の四月に連合会の選手あっせん課長、すなわち橋爪さんが当時は鳴門市の非常に懇意な人であった、それが故に鳴門市にはある程度の配分方法のいい選手と申しますか、いい選手を廻していただいた、しかしながら今度新しくかわってこられた小島課長さんというのは、あまり鳴門市には非常に縁が薄いと申しましょうか、非常に課長、部長あたりがいっても、あまり十分なお話ができない、こういった点にもーつの落ち込みの原因があるかのように思われますので、この件について、この原因を部長は今日は休んでおりますけれども課長の方から先に説明をしていただきたいと思います。 鳴門競艇の入場、あるいは売り上げ、この四月以降から本当にかんばしくないのは六月の末までに第一回の新聞報道がございました。それによりますと六月の末までに、すなわち七月まででございます。十一億五千万あまりの大巾ダウンをしておりますことは、この鳴門競艇の私が申しますように施設が悪いだけじゃなくして、非常に運営、鳴門競艇運営がよくないように私は感じます。これは運営と申しますのは協議する運営はあくまでも競走会に委託をしておりますので、あまりとやかくはいわれませんけれども鳴門市の施行者としていうべきことはいえると思います。そういう点について、どういうふうな方法をとってこれを売り上げ上昇に導びくようなお考えがあるか、お尋ねをしたいと思います。 特に私が申し上げたいのは施設の改善と申しましてもこれは小さな予算ではできません。少なくとも八十億、あるいは百億もかかろうかと思います。そういうことをいま現在のこの売り上げの中からできるか、どうかということを非常に考えるわけでございますけれども、市長としてこの改善について、どのように考えておられるかお尋ねしたいと思います。 それとファンに対するサービス、即ちファンサービスでございますけれども、いま競走場にはほとんど縁のない大レースでございますけれども、レースが日本モーターボートレースと、これは合せて四つのレースがございますけれども、こういったレースを一回でも鳴門市へそれを誘致するような意志、あるいは誘致をしてファンに一応鳴門市の競艇場を盛り上げるというようなお気持があるか、どうか、これもーつ聞いておきたいと思います。答弁によって再問をいたしたいと思います。     〔競艇部庶務課長 室 鳩夫君登壇〕 ◎競艇部庶務課長(室鳩夫君) 部長が開催中でございますので、かわりまして説明させていただきます。 さきほどのご質問の中で現在連合会のあっせん課長のことについて当競走場との関連が、なじみが薄いのではないかとのご説明でありましたが、現行のあっせん課長は本年四月に新しく配属なりました。定期移動によりましてかわってきましたので、現状のところまだ数ヶ月かたっておりませんので当競走場としては若干なじみが薄いと思いますが、随時連合会を訪門しました時には選手あっせんについて強力にお願い方いたして参りますのでこれから順次なおっていくのではないかと、そう感じております。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 選手あっせんの問題でございますが、いままで競艇部の方へまかせっきりでありまして、私は選手あっせんについて本部の方と話をしたことがないんですけれども、今度いっペん話してみようかというふうに考えております。せいぜいいい選手をまわしてもらって売り上げ上昇に役だたせたいと思うのでございます。 競艇事業の売り上げのダウンということは鳴門だけじゃなしに全国的にそういう傾向にあるんでございます。 そこで在来のようなレースをやっておったんでは売り上げの伸びは私は期待できないと思います。なんか、ここで新しいアイディアを考えて、いわゆる健全娯楽であって、しかも魅力のあるような健全娯楽にもっていかなきゃならないと思います。 本土連絡の橋ができれば、多少売り上げの上昇ということも期待できるだろうと思いますけれども、レース運びそのものについて、なにか新しいアイディアを折り込んで魅力をもたせるという必要があるんでないかと思うのでございます。 それから施設改善の話でございますが、あの施設を改善いたしますと、百億ぐらいその金がかかるのでございます。百億もその前借りをして施設を改善いたしましても、現在の財政状態ではとても支払は難しいだろうと思うのです。そこで考えられるのは東側のスタンドの改善ですが、これぐらいならやれるんじゃないか、これをやればもう少し収容ができるんじゃないかというふうに考えられるのでございますが、これを検討してみたいと思っているのでございます。 それから大レースの誘致の問題ですが、これは立侯補すれば必ずくることは間違いないのでございます。ただその今まで関心もたなかったというのは、これはかなり設備に費用がかかるのでございます。そして宣伝にはなりますけれども売り上げ上昇には必ずしも結びつかないだろうと思うのです。あまり手間をかけるのもどうかと思って、いままでその大レース誘致には全然タッチしてなかったのでございますが、一つよく検討してみたいと思っておりますが。 まあ一つこういう経済状勢になりまして、全国的にダウンしておるもんだから多少のダウンはやむを得んのじゃないかと思いますが、しかしまだ当初予算に計画いたしました売り上げにちょっと足りませんけれども、正月レースに私は大きく期待しているのでございます。なんとか競艇事業そのものに赤字を出さないようにやっていきたいというふうに思っているのでございます。私も私なりにいろいろ考えておりますので一つご理解をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。     〔二十二番 福本 節君登壇〕 ◆二十二番(福本節君) 再問いたします。 選手あっせんの件でございますけれども、四月から、まだ小島課長にかわって、あまり接触がないようでございますけれども、これは私も間接的に聞いたことでございますが非常に小島課長には丸亀さんの、丸亀の競艇部長ですが、丸亀さんとは非常に親しいんだ、鳴門にはあまり好意でない、というのは橋爪さんの当時は非常に鳴門好意で丸亀は好意は薄かったということだったと思います。特にかわりまして、この小島課長がいろいろ鳴門の課長がいってお話をしても今日あいさつはしてくれますけれども、あまり内容的な深いおつきあいがないのでそういうことができないということらしいんです。 私も十分とはわかりませんけれども、選手あっせんをする場合に、さきほども申し上げましたように千何人もいる選手の中で、この六十人かそこそこの一級、スター選手ですが、スター選手を少なくともそういった渦王杯、開設記念、あるいは正月レースとか、こういった三大レースには必ず七人か八人の割り当をいただけるような方法をとれば売り上げも上昇するということは、これは間違いないことだと私は思います。一つ昨年と今年のこの盆レースの渦王杯の内容をみてみますと、五十五年度の売り上げは総額が二十億九千四百九十二万九千五百円、これが五十五年でございます。五十六年が十九億二千四百二十五万二千八百円、こういうふうに三十パーセントも落ちていると、こういうことであります。 この内容がですね、不景気ただ一つに市長あるいは競艇部は考えられると思いますけれども、さて、この内容はですね、選手が今年の渦王杯、すなわち盆レースにどういった選手がこられておったかといいますと、スター選手というものは本当にいなかったといっても過言でないと思います。というのは住之江に大閣賞というのをやって非常にとられたということも、それは私達も考えられますけれども、しかしながら住之江に六十何名全員いったわけではございません。住之江にいたしましても四十何人の中で三十人前後、すなわち半数ぐらいはスター選手で、あとの半数ぐらいは普通一般A級だと思います。 そういう中からいけば鳴門あるいは他の二十三、それはそれぞれ地域、地域によってファン層が違いますので違いますけれども鳴門の場合にどういう選手がくればどういうファンがついてくるか、こういうことを常にこの競艇部の場合は考えていなければ、ただ競艇を開催すればお客さんがくるんだ、ファンがくるんだというような安易な考えではとてもじゃないがこの落ち込みを回復することはできないと私はこう思います。そういうことにおきまして、この選手を自由にといっては変ですけれども選手配分をするのは選手あっせん課長でございます。 これは特に市長の前は施行者の顧問役と申しますか、施行者協議会の顧問役でもあるし、連合会の会長笹川先生とも非常にじっこんのそういう関係でございますのでこういうことを特に私は申し入れる時期がきたんでないかと私は思います。そういう点で是非この落ち込みの各地の売り上げの落ち込みをいかにしてこれを元に戻すかということを市長の方からもいわれましたけれども、再度これを答弁願いたいと思います。 それと四大レースの問題でございますけれども、私はファンサービスというのは、ただファンにたばこを上げたり、あるいは爪切りをだしたりするのがサービスではございません。これもサービスといえばサービスの中へ入りますけれども、本当のファンというのはそういった大レースで、あるいはスター選手が争うことによって、これが本当のファンサービス、かりに三十億の売り上げを予定しておっても、いつもの宣伝費が一億五千万でいくものを二億五千万の宣伝がいったと、こうしても、たとえ赤字になって、とんとんでいってもこれがファンサービスでございます。ハッキリいってボートのお祭りと申しますか、そういうものをすることがファンサービス、ファンサービスだからこれをものをファンに進呈するということもーつのファンサービスと思いますけれども本当のファンというものは、そういった微々たるものをいただくよりか本当の選手がきて、本当のレースをしていただく、これが本当のファンサービスでございます。 こういう点を十分考えられて、その四大レースの誘致をはかってもらえるかという点を再度お尋ねをしたいと思います。それといまの鳴門競艇場で特に運営の問題、競技運営の問題でございますけれども、私がさきほど述べましたように競走会の方でこの競技運営というものは、すべて依託されておるわけでございますけれども、競艇の名は申しませんが、ある競艇場の場合は必ず六着になった場合は明日は休みだとか、二回でるところは一回だと、そういうふうな規程がございます。鳴門の場合はフライングしょうが、あるいはダラダラして走ろうが、なんであろうとも六着に入ろうが、あるいは六着、七着ということはございませんけれども、そのようなゆっくりした走り方をしても、やはり明日のレースにはでている、これは選手が力を入れておらん証拠で選手がカを入れんということはファンに不安を与えるということなんでございます。こういう点を今後協議運営の方でどのように対処せられるか、是非これを聞いておきたいと思います。それと施設の問題でございますけれども、なるほど市長のいわれる施設というのは私は八十億かそこらと思いましたけれどもやはり百億かかるとすれば、とてもじゃないが現在の状態では百億を五年、十年の間には払いきれないかもわかりませんと思います。それで一部施設の改善をしてみよう、これは結構でございますけれども、施設を改善する場合でもファンが買いよいように、あるいは見て観覧席として非常にみよいような、本当のこれが競走場であるというような施設の改善でなければ、ただ作るだけでは施設の改善とは申されません。 ここで私が申し上げたいのは専門家の設計者と申しますか、これが競艇を専門に競艇、あるいは競輪、あるいはオートこういったレース場を日本の建築を専門にやっている人がございます。それは名前さておいて我鳴門市の場合は専門の技術者におまかせしないがために、非常に買いにくい、または混雑しやすい、または中の従事員が非常にせまくて売りにくい、こういった点が目立っております。こういうこともですね、大レースをやる場合には、もう少しゆとりのある売り場、ゆとりのある買い場、こういったことがない限りには大レースの消化というものはできかねると思います。こういう点で今後その改善をする場合にはどういう改善をされるか、再度聞いておきたいと思います。 また次に鳴門のこれは市長の耳に入っておられるかと思いますけれども、鳴門競艇場のみならず他の競艇場も一応アルコール分の買売ということにつきましては、これは禁止されております。競走法によって、それで鳴門の競艇場は売ってはおりませんが、売ってはおりませんよ、売ってはおりませんが鳴門競艇場というのは駐車場をかねて、その駐車場も二百米もあるいは四百米も離れているところの競艇駐車場は別としまして、玄関のあの周辺にそういったアルコール分を売買しょうとする人がいるらしい。いまどうかしりませんけれども、それで顔なじみになっているがためにファンが自由に出入りするこういうことで一時は競艇場の中で非常にこれが問題になったことがございます。いまから大体一ケ月以前だと思いますけど、この点今後どのような警備体制の指導をさせるか、これについてお尋ねしたいと思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 四大レース誘致の問題ですが、これはよう検討いたします。それから選手あっせんですが、さきほども申しましたように私も一っペん顔をだしてせいぜいええ選手をまわしてもらうように頼んでみたいと思います。それから選手に対する罰則の問題ですが、これは私はちょっと考えもんじゃないかと思うのでございますが、六着になったから罰則というわけにはいきますまいから今後の研究課題でございます。それからファンに買い安いように施設を改善するということも、これは一応理屈はあるんでございます。そうあるべきだと思うのですが、一面いま機械化しておりますが、機械化してどの窓口もいろんなものが買えるようにやっておりますけれども、あれでは競艇ムードがわかんとそういう意見もあるんでございます。やっぱり、あっちへ走っていって買ったり、こっちへ走ってきたり、そしてそのはずれたやつが風で舞いまわってこそ競艇場のムードがわくんだ、機械化というものはあんまり感心しませんなあといって私に注告した人もあるんでございます。しかし全国の競艇場がファンサービスのために買い安いように施設をやっているのだから、うちもそれをやりかけておるんでございますが、この方針は私はかえたくないと思っておるのでございます。それから施設の改善でございますが、専門家の設計者というのは私も非常に懇意なんですが、それにみせると今の競艇場をつぶしてしもうて全部新しくやれという考えなんでございますが、しかし競艇の施設改善のために百億も投入するということは、いまの財政状態ではちょっと無理だということばかりでなしに、そんな金があれば他へ使う仕事がたくさんあるんだから辛抱できるところは辛抱して、できるだけケチな話でございますけれども施設に金をかけないで、ようけもうけよう、こういうケチな考えをもっておるんでございますが、いまのところ東側のスタンドの改善、これは売店があってちょっと非常にやりにくいんですが、東側のスタンドの改築ということは、これはやるべきじゃないかというように思うのでございます。そこで東側のスタンドの改築をする場合、将来中央から西側のいま使っているところを改築する計画で、それができるように東側のスタンドの改築をやるべきじゃないかという意見もあるのでございます。 すなわち東側のスタンドが全体改築の第一期工事というように、そういうふうに改築したらどうですかというこういうアドバイスも受けているのでございますが、競艇の施設にあんまり多額の金をいれるというよりか、最少限度にして、その金を外へ廻す方が私は市政発展上、いいんじゃないかとこういうように考えるのでございます。レースの運び方について新しい考え方を考えなきゃいかんと思うんですが、この間、そのご承知のように桐生と鳴門市が姉妹都市盟約を結んでおりますが、桐生市の方で鳴門、桐生親善記念レースというのをやったのでございます。そこで阿波踊りきてくれないかというので私は職員をつれて伺いましたところ入場者は五割増であったということでございます。売り上げは五割増につながらなかったのでございますけれども、入場者が五割増で、私の方でも十月十七日から親善レースを計画しておりますが、どの程度売り上げがのびるか、いまのところ予想はつきませんが、レースの運び方について、いい選手を廻してもらうと同時になにか新しいことも考えなければ売り上げ上昇にはつながらないんじゃないかというふうに考えるので、今後の問題として全国的に売り上げがダウンしておりますけれども、これを元に戻すように、そしていままで以上に売れるように私も考えていきたいと思っております。アルコール販売の問題でございますが、これを禁止したのは実は私でございます。全国的にこれはやるべきじゃないと、こういうことにしたんでございますが、これは騒擾事件が起ったからでございますが、禁止したんですが、その場外で販売するところはこれはとめるわけにはいきませんので、これはファンの良識にまたなければしかたがないと思います。場内では絶対にやっていけない、販売していけない、これは売店もそのつもりで販売はいたしておらんと思いますが、場外の販売まではとめるわけにはいくまいと思います。ちょうど鳴門市の競艇場まん前で売っておるようでございますけれども、これはどうも仕方がないんじゃないかと思います。とにかく鳴門競艇も全国なみにダウンしかけておりますが、これをできるだけ上昇するように今後努力を続けていきたいというふうに思っておりますのでご理解いただきたいと思います。     〔二十二番 福本 節君登壇〕 ◆二十二番(福本節君) 再問いたします。 いま市長の最後のアルコール販売の問題でございますけれども非常に私の質問と市長の答弁のくいちがいを私から訂正しておきます。というのは競艇場の前の飲食店これは競艇場の敷地ではございません。私はそういうことをいったんではございません。競艇場の敷地すなわち同じ敷地であっても私のいうのは自動車の駐車場すなわち一応競艇場でございます。ただしあの駐車場でも西の駐車場あるいは東の駐車場では売っておりません。玄関口のバスあるいはタクシーの駐車場というのは、あれは本当の競艇場内でございます。そういうことを指していうたので決していまの市長の答弁のようにいいますと、恐らくあの飲食店の方から私は抗議を受けるだろうと思います。私はそういうことではございませんので、この点訂正してもらいたいと思います。それといろいろ答弁がございましたけれども、なにを申しましても現在のこの不景気あるいは売り上げの落ち込み、またファンがボート離れ、これにはいろいろ原因があるように、申されますけれども、いまいわれます、いろいろと楽しい競艇であったら、たとえファンが少なくともこの購入量がふえてくる、私もちょいちょい見に通っておりますが、いままで万円札でいくらか買よったファンの方がその選手によって、これは頼りないからこれは万円札では買えんわ、と海へ掘り込んと一諸だと、こういうふうな本当のファンというのは万円札で徳島からくるお客さんでございますけれども一レースで百万円はってみて、それで百五十万円もうけて帰った、二百五十円の配当でございました。そういうお客さんが、ファンの方がたよりない時にははらない、はらないというのは結局選手があまりにもこれは言葉が悪いんですけれどもよくない選手、ボロ選手といいますか、私にいわせたらそういう選手が何レースかに走る場合には敗者復活とも申しますけれども、ほとんど売り上げがその時だけドサッと落ちる。これはもっとるお金をみんな捲き上げるのではございませんが、売り上げを上昇するなればそういった組み合せとか、あるいはファンの心を競艇場の職員競走会の職員とそういった人が一体となってファンの気持を自分達がかわない限りは売り上げというものは上昇するものではないと私は思います。命から二番目の金を自分の金をはって、それで一生懸命楽しんでおるのに、走らせばお客はくる、走らせば買ってくれる、こういうような安易な気持ではこの競艇事業というのは、いままではそうであったかわかりませんが、今後はそういったことでは絶対競艇事業というものはなりたたんということを再認識をしていただきたいと思います。特に私がこういうことを申し上げますと、非常に競艇場ばっかりいっているように思われますけれども競艇の益金によって鳴門市一般財政を支えておるといっても過言でないと思います。こういう競艇の収益が落ちることによって今後鳴門市の一般会計の予算面というものがどういう形になってくるかということを考えますと、非常に議員といいながらも淋しい感じがいたします。こういう点について市長がどういうお考えでおられますか、再度質問をいたしたいのでご答弁願いたいと思います。それと、いろいろ市長の答弁の中で非常に長期的な答弁もございます。しかしながらご承知のように市長も私達もあとあますところ一年と何カ月でございます。この短かい期間にそういったいろんな構想ではとてもこれがのりきれないと思いますので、市長が次の五十八年の選挙には市長として再度立候補されるかどうか、この点も一応聞いておきたいと思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 競艇場の前の売店で販売している、うんぬんということはさきほどの質問が玄関周辺というたような気もするんですけれども、まあ玄関周辺というのはあれを指すんでないかというふうに思ってそう申し上げただけでございますので、福本議員が競艇場の前の売店ということと違うというお話でございますので、その答弁は取り消しいたしましょう。ただ場内で、玄関周辺にしましても、周辺で酒類は販売しておらないということははっきりと申し上げておきたいのでございます。それから競艇の売り上げ上昇のために、いま施行者協議会の方で問題になっております競馬、競輪と同じように前売りをやったらどうかと、こういう検討をしておるのでございます。場外で前売りするということは、これはできませんので、場内で前売りという問題について、いま検討しておるのでございます。これはやはり全体的に売り上げが少なくなっているから売り上げを伸すために前売り券を売ったらどうだろうかという案ができまして施行者協議会の方で検討している最中でございます。それからこの競艇場の改善問題といいますか、場内設備の改善についてはできるだけ気をつけてやりたい、少額でようけもうけるような方法を私は考えていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。それから私が申し上げました事は長期的なことであって、次やるのか、次の市長選またやるのか、こういうお話ですけれども、まだ半分すんだばかりで、まだ大分残っておりますので、そこのところまだ考えておりません。以上でございます。     〔二十二番 福本 節君登壇〕 ◆二十二番(福本節君) 市長の答弁で十分なる納得まではいきませんけれども、少し市長におかれましても施行者としての認識はございますけれども、ファンと競艇場、あるいは施行者とファン、こういった面についてもう少し調査研究してもらえるよう私はのぞんでおります。それと鳴門市の、さきほども申し上げましたように、鳴門市の財政を支えておるのは、やはりなんと申しましても競艇の益金でございます。お隣りの徳島市はエ業あるいは商業、こういった点で非常に莫大な市民税が入っております。また小松島さんにしても大企業、あるいはこの競輪というのをやっておりますけれども、ここは年間に微々たるものだという事を聞いております。また阿南市へいきますと、ご承知のようにああいった工業都市でございますので、これは阿南市から聞いた話では五十億に近い市税がはいっております。こういうことから、わが鳴門市を見た場合、市税は三十億少々でございますけれども、競艇益金というのは四十一億というような、よその企業並の益金が繰り入れされております。そういうことになってくると、やはり鳴門市の場合は市長のいわれる公害のない企業をひっぱってくると申しましても、全然公害のないものは恐らくないと思います。そこでいまの競艇事業そのものも本当は公害がないようでございますが、交通公害、あるいは家庭不和とか、いろいろな公害はあるんですけれども、ただ鳴門市にはなくてはならん企業でございます。そういう意味でこの益金が落ち込みにならないよう今後とも市長あるいは競艇部の職員は智恵をしぼって楽しい公営ギャンブル場として一つ今後発展されるよう努力する事を望みまして私の全質問を終りたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(乾茂君) 次に 一 本四関連事業について 二 衛生行政について             二十八番 矢野善治君     〔二十八番 矢野善治君登壇〕 ◆二十八番(矢野善治君) ただいま議長の許可をいただきましたので順を追って質問を申し上げたいわけでございますが、壁頭それぞれの議員の中から申されておりましたように、わが鳴門市にとりましては市民が、あるいは議員諸侯はもちろんでございますが市長のご英断とご努力によりまして、それぞれにおける分野の事業が着々と進行し、また一方におきましては市の百年の大計がたてられておりますようなことにつきまして深く感謝を申し上げると共に、同時に私ども一同といたしましても、私といたしましても喜びにたえないところでございます。 さて、本論に入りたいと思うわけでございますが、まず第一点の本四関連事業についての地元のいろいろな今後に起りますところの環境整備をはじめ、いろいろな問題がでてこようかと思うわけでございまして、この点につきましては、すでに市長のお耳にも入っておるかと思いますが、過日私共地元の木津地域対策協議会といたしましては本四架橋を軸にいたしまして、ご承知のように木津のインターチェンジからバイパスが徳島の方へ通ずるわけでございますが、それと合せまして鳴門市の都市計画道路が木津へ、木津-吉永線として計画されております。また木津を起点といたしまして現在の鳴池線の改良がなされるわけでございます。また、その上へ木津地域といたしましては待望しておりました新池川の改修、つまり北岸の築堤の工事がなされるわけでございまして、この五事業に関連いたしまして地元といたしましては、いち早く、これらの事業に協力するために対策協議会なるものを結成いたしまして、過去一年半の長い間それぞれの関係機関と接渉をいたしました結果、団体交渉という過程の中では最後の煮つめと申しますか、それぞれの価格表示の中で、あとは個人接渉に入るという段階までこぎつけたわけでございまして、私共地元といたしましても地元関係地権者のそうしたご協力に敬意を表しておる一人でございます。そういうことで、これらの関連事業を含めまして一部山林でございますが、七万五千坪という膨大な農耕地が減少の浮き目をみるわけでございまして、特に市長もご承知のように旧撫養町では木津が一応戦前、戦後を通じましてのああした食糧時代の中ではいろいろな面でリーダーシップをとっておった地域でございます。そういうような地域からただいま申し上げましたように大きな農耕地が減滅していくというようなことでございまして、今後そうした農家にとりましては第一番の農地の減少ということがひいては農家所得の減少ひいては農業運営にも支障をきたすような時点が考えられるわけでございます。そういうことで、この点につきましてはただいまから市長によく認識していただくと同時に、これらの施策につきまして、どのようなお考え方をもっておられるのかお聞きいたしたいと思うわけでございます。また、私ども地元といたしましては、さきほど申し上げましたように、それぞれ事業主体が違います。そういうような関係の中で、でき得るならばやはり今日ああいった国の行革等をにらみ合せまして市の財政というものは市長の議案説明の中でるる述べておられますように、地元関係者といたしまして、できるだけ予算の多くつくれる、またもてるいろいろな団体の方に極力要請をする腹づもりではございますが、それらに取り残されましたいろいろな環境破壊によりますところの市におんぶしなければならない事業も今後でてくることが恐らく予想されますし、また、ご承知のように市長のご英断によりまして鳴門地域、あるいは桑島、才田地域にとりましては、それぞれ地元対策として特別な市長のご理解によりまして、ご協力をいただき、現在そういう工事が進められておることは承知をいたしております。そういうような意味で一つ今後の市長のそうした地元にたいする対策につきまして、できるだけ詳しく真意のほどをお聞かせ願えたらとかように思う次第でございます。 次に衛生行政についてでございますが、特に終末処理場の問題でございますが、この問題につきまして、さきほど革政会代表、横川議員からご質問がございまして、市長の答弁をいただいたわけでございますが、特に私はこの問題を取り上げましたのも、さきの議会におきまして山下議員からも質問がされております地元との関係の中で、あえて市長にお伺いをいたすわけでございます。それも議案説明の中で、この終末下水処理場の問題が一番重要な過程の中にもかかわりませず本会の議案説明の中にただ一言も触れておられなかったようなことからもあえて質問をいたしたわけでございますが、さきほども申し上げましたように先刻代表質問の方で一応ご答弁をいただいておりますので、重複をさけまして一つお伺いをいたしたいと思うわけでございますが、ただ私は地元という関係の中で市長がさきに地元対策協議会と交わされましたあの覚え書の項目につきましてしぼりまして、お尋ねをいたしたいと思うわけでございます。 そもそも、この覚え書ができましたゆえんはご承知だろうと思いますが、じんあい焼却場の問題から端を発しまして、いろいろ地元民と理事者の間で協議を重ねた結果、四十八年の十二月二十九日に覚え書なるものが相方和解と申しますか、一応それぞれの立場の中での約束ごと等が織り込まれまして今日に至っておるわけでございます。これを見てみますと特にこの点で覚え書が交された時点は一にも二にもじん芥焼却場の建設を急ぐというたら語幣が、おしかりがあろうかと思いますが、そうした緊迫した情勢下の中で、覚え書が交されたというように記憶もしておるわけでございます。 一応このセンターのし尿処理等につきましては、さきほども市長が終末処理場は流域下水道とからみ合せまして五年間にやるんだという強い熱意と決意のほどを私は承ったように思うわけでございます。そういう点で非常に心強い限りだと私は思っておりますが、そもそも、この覚え書ができた時点におきましては焼却場は二、三年でできるだろう、このし尿処理の施設につきましては十年ぐらいはかかるだろうというようなことから、第二条のこうした覚え書になったというように解釈いたしておるわけでございます。それで第二条を見てみますと鳴門市衛生センターし尿処理場については下水処理、終末施設の完成予定の昭和五十八年度末を目途として他の地域に移転するものとする、こういうようにはっきりかかれておるわけでございます。と申しますと、今が五十六年度でございますので、もうあと一年、二年ということになるわけなんで、特にこうした施設につきましては、国の補助金、あるいは起債と、一応優先的にそうした扱いを受ける事業でございますが、それにいたしましても、この追加予算あたりになんかの形で私は頭角を現わしておるものだと、いうように思っておったわけですが、今度の予算にはそうした問題も全然でておらないというように見ておるわけでございまして、覚え書等につきまして市長の取り組み方等をできるだけ鮮明にお聞かせをできたらと、かように思う次第でございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 木津地区対策委員会というのですか、その本四架橋等について、そこで農地が七万五千坪つぶれると、そこでそれに対する対策というのですが、対策委員会から私の方へはなんらの要求もでておりません。そこで真意をいえというたって今のところ話がないんだから真意を述べるすべもないのですが、一つご理解いただきたいと思います。それからし尿処理場の終末処理場の問題ですが、五十八年を目途としてというのは、その時の話では十年ぐらいかかるだろうなあと、終末処理場ができたらもういらんようになるのだから、その時にはこれはなくなるだろうという話をしただけであって、五十八年の末には必ずこれを撤去しますやいうことは約束はしておらんのでございます。その後情勢がかわりまして流域下水道という問題が起ってきたので、流域下水道ができたら当然それはなくなるわけでございます。そんなものはいらなくなりますので、そういう固い約束はしておらん、五十八年の末には必ず取りのぞきますやいう約束はしておらんので、いま矢野議員のいわれましたように、それを目途として、目途というのはそれを目標にして努力するわとこういう意味でございますので、そこは誤解のないようにお願いをいたしたいのでございます。 さきほど横川議員の質問にお答えいたしましたとおりなるべく早く完成するように終末処理場の問題、流域下水道の問題については県の方ともよく協議をし、ほかの町村ともできるだけ早くできるように話をして努力をいたします。一つその程度でご理解いただきたいと思います。     〔二十八番 矢野善治君登壇〕 ◆二十八番(矢野善治君) 再問いたします。 市長から軽くかわされたような気がするわけなんですが、特に私が申し上げたのは、さきほどの地元対策につきまして今後やはりさきほども申し上げましたように、国、あるいは県、財政の豊かなところへ一々陳情を申し上げ、地元対策としてやっていただくように、そういう考え方でおります。しかし、やはりそれらの関連事業主体から取り残された、いろいろなやはり地元対策問題があろうかと思います。当然さきほども例をとって申し上げましたように、鳴門地域あるいは桑島地域にいたしましても、なんらかの施策が市独自でなされております。そういうようなことを市長として考えておられるのか、どうかというような気持で私は聞いておるわけでございますので、この点一つ私のいいつくせなんだところがあったかと思いますが、できるだけご答弁をお願いしたらと思います。また覚え書の問題でございますが、市長はそういうように解釈をせられておりますが、私共地元といたしましては、やはりこのことが十年後の五十八年の三月にはのいてくれるもんだというような受けとめ方、あるいはそういう信じかたをしておるわけでございまして、毎回議会の立場の中で地元議員という立場からあえてご質問を申し上げておるんだということを一つご記憶願えたらと思うわけでございます。 市長は終末処理場ができたらこの施設はいらなくなるんだというように申されておりますが、なるほど終末処理場ができまして、この衛生センター施設がそこへいきますと、恐らくいらんようになると思います。終末処理場では三次処理、四次処理をする。やはりそうした形の中ではいきなり汲み取りしたものをそのまま放り込むというような処置は恐らく私はできんと思っております。そういうことで今後そうした問題の中で一つどのように熱意をもって取り組まれていくご方針なのか、これは流域下水道問題で、さきほどお答えをいただいておりますが、とりあえずそうした市長の五年間で金はいりますが取り組んでやっていくんだという強い、力強い発言、ご答弁があったように私は記憶しておりますのでそれにならった固い決意のほどをさらにお聞かせ願ったらと思うわけでございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 地元対策でございますが、大毛島とか桑島の方は、それぞれ要求がありまして、聞ける範囲のことをやっているわけなんです。木津の方はまだ要求がないのにその対策にたいして考えるやいうことは、要求がないのに考えるやいうのはちょっとおかしいんじゃないかと思います。要求があればできるか、できんかを考えて、できるだけ地元の意志にそうように努力する、これが本当のいきかたじゃないかと思うのです。今のところ私の方へはなんにも要求はきておりません。だから対策ということも考える必要もないんじゃないかと思います。地元の方はそれで満足しておるのではないかとこういうふうにも一面解釈もできるわけでございます。どうも矢野議員は自分に勝手な都合のよいような解釈をして、さきほどの横川議員にたいする答えにたいしても五ケ年計画でしてやれば、これぐらいのものはそうたいして負担にならないと、こういう話をしたんで、流域下水道が五ケ年間でやれるんだというように飛躍した解釈をされるとちょっと困るのでございます。いまの衛生センターの終末処理場にしましても、し尿処理場にしましても、ちょっとこうその解釈が飛躍しておるように思うのでございます。終末処理場ができましたらこの衛生センターのし尿処理場はいらなくなるんだ、できたらということを考えなきゃいけません。そこで、できるだけ早い機会にそれができるように努力をしましよう。どれくらいかかるんなら、十年ぐらいかかるでしょうというたのが五十八年になったわけなんで、そこは少々ゆとりをもって考えていただきたいと思うのでございます。以上でございます。     〔二十八番 矢野善治君登壇〕 ◆二十八番(矢野善治君) 一応これは見解の相違というようなことになろうかと思いますが、市長は理事者側で勝手に解釈されておる、私は地元という形の中での解釈、これはやはり受ける側と、受けとる、それはおのずから解釈の仕方がかわってくると思うんです。私が勝手に解釈しておるというようなことではないと思うんです。やはり地元ではそういう意味が大ですから、あえて市長に地元という立場の中で壁頭申し上げましたように、立場上いろいろお聞きしたいわけでございますが、特にこのことにつきましては市長も終末処理場、流域下水道問題について非常に真剣に前向に考えております。そういうことではいまの財政状態、あるいはそうした形の中の過去市長が熱心に取りあげられた事業につきましては、ほとんどが日の目を見ております。そういうことで今後前向きで取り組んでいただけることは十分認識もし、市長の今後の政治手腕に期待をおかけしておるわけでございますが、なにを申しましてもこの下水道問題、あるいはし尿処理問題等につきましては、いろいろなやっぱり話題の多い事業でございます。そういうことでさきほども早い機会にということでございますが、やはり十年一きざみという形の中でのやはり覚え書ということにはかわらないと思います。そういうことで一つ今後とも前向きな姿勢で善処をお願いしたらと思うわけでございますが、ただひっかかりますのは、これは市長はあっというように終末処理場ができたら衛生センター的なし尿処理施設はもういらないんだと、答弁を聞いておりますとどうもそのように受けとれます。そういうことで担当課長に事実そういうようにできるのかどうか、この点、一点お伺いをいたしたいと思うわけでございます。 また地元対策等につきましては、いまからいろいろ市長にご無理をお願いする時点がでてこようかと思いますが、それはそれなりにいたしまして、私がお尋ねしたかったのは、やはり桑島とか鳴門地域で市が取り組まれておりますそうした類似のことにつきましては誠意をもって同様の扱いの形の中でやっていただけるのかどうかその点だけをお聞かせ願えたらと思うわけでございます。     〔衛生センター所長 榊 武夫君登壇〕 ◎衛生センター所長(榊武夫君) お答え申し上げます。 終末処理場ができましたら、し尿処理施設はいらないんかとのご質問でございますけれども終末処理施設の具体的な計画を私はまだ聞いておりませんけれども、なまし尿につきましては一応汲み取りの便所のあるかぎり私の方で組みとってこなければなりません。そして一次処理はやはり現在の施設の中で行って、そしてそれを終末処理場の方へもっていく形になろうかと思いますし、最終的に下水道ができましても全家庭にその配管ができ、そして全家庭の便所が浄化式槽にかわった時点ではじめてなくなることだと思いますし、それまでの間につきましては事業のある程度の縮少はあるかと思いますけれども続けなければならないのではないかと考えております。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) 本四架橋の問題ですが、まだなんじゃ要求がでとらんのにやるんかということは、ちょっとおかしいと思うんですが、要求がでた上で私の方は考える。できることなら地元の意志に沿うようにやりたい、というふうな気持でございます。     〔二十八番 矢野善治君登壇〕 ◆二十八番(矢野善治君) さきほど関係所長から説明を承ったわけでございまして、私が思とったようなことじゃなというように感じたわけでございますが、いずれにいたしましても今の施設の縮少設備等は最終的な終末処理場は、なんかの形で必要があろうというように私は感じとったわけでございまして、そういう面も含めまして、一応この下水道処理と関連いたしましての、また衛生センター、し尿処理施設の覚え書等につきましても大いに関連性があろうかと把握いたしたわけでございます。賢明な今後の市長の前向きのこうした行政の取り組み方を期待を申し上げまして、この件については終りたいと思うわけでございます。地元対策につきましては、なん回も市長がいうてきとらんから、なんじゃ方法がないんでないかというようにいつも歯車がかんでおらんように思うんですが、私は例をとりまして、他の地域でなされておりますような類似的な要求がでてきた場合、同じように扱っていただけるのかという簡単な答えだけを聞いておるわけでございますので、この点一つ市長に再度ご答弁をお願いしたらと思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 これはなんべんいうてもおんなじじゃな、要求がでてきたらその都度考えて、できることなら期待にそうように努力をいたしましょう。それよりしょうがないと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(乾茂君) 小休いたします。     午後 二時三十二分 休憩     午後 二時三十六分 開議 ○議長(乾茂君) 再開いたします。     〔二十八番 矢野善治君答壇〕 ◆二十八番(矢野善治君) いろいろとご迷惑をかけました。さきほど市長の答弁の中で私も具体的に今後対策協議会としては、でてくる問題が多々あろうかと思います。さきほども壁頭に申し上げましたように市の行政の形の中では予算的な問題等も含めまして、できるだけ遠慮したいと、また、たくさん予算をもっておる事業主体の方へご無理を申したいという方針で進んでおるわけでございまして、市に対する具体的な問題、そこまではいっていないわけでございます。そういうことで、それぞれの対策協議会にだされました。これから具体化してこようかと思いますが、その時点にはさきほども申し上げましたように、過去におきますところのいろいろな行政のさきどりという形の中での市長の手腕を期待を申し上げまして、どうかその節には格段のご協力をお願い申し上げまして私の質問を終りたいと思います。 ○議長(乾茂君) 本日の一般質問はこれで終ります。 明九月十二日は午前十時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午後 二時三十九分 散会...